のぞみ牧場学園の心理言語療法とは
心理言語療法は、音声機能、言語機能、高次神経機能または聴覚機能などのコミュニケーション機能に障害のある人、あるいは家族など周囲の人々に対して、発声訓練、構音訓練、言語訓練、嚥下訓練および聴能訓練、あるいは検査、指導、助言などを行います。
また、個別指導では1人1人の発達に合わせたプログラムを作成し、それに沿った課題遊びの中で、楽しく学習します。 グループ指導ではお友達と一緒に活動する事で、認知発達とソーシャルスキルアップを目指した指導を行っています。
心理言語療法の指導内容
のぞみ牧場学園では、個別指導とグループ指導を実施しています。個別指導では、マンツーマンにて、子どもの成長に合わせた30分程度の指導を行います。グループ指導では、年齢や発達、子どもの特徴などを考慮し、6~9名ほどの小グループを形成し、それぞれのグループ毎の発達にあう課題を30分~1時間程度で行います。
指導内容は、個別・グループ指導共に、当法人が作成した「認知・言語促進プログラム」に沿い、視覚操作領域、言語領域、記名領域、文字領域、数領域の5つの領域にアプローチしていきます。
視覚操作領域の指導では、物・絵・色のマッチング課題や、パズルなどの課題に取り組んでいます。子ども達が好きな絵本のイラストで作ったパズルなど、日々の子ども達の反応を見ながら、興味を引き出し、楽しく学べる物を手作りしています。
言語領域では理解と表出の2つを伸ばす指導を行なっています。名詞や動詞、概念の理解など、身近なものへの理解を深めるとともに、コミュニケーション能力も高めていきます。
記銘領域では視覚記銘と聴覚記銘の2つを指導しています。子どもの特性や能力に合わせて、お買い物ごっこなどの課題を通して、楽しく学習しています。
文字領域では、読字と書字の指導をしています。読字の指導では、お勉強の始まりに、あいさつとして、自分の名前カード取りや曜日の課題を行っています。
他にも、マッチング課題や絵カード取りなどを通して、文字や数字を読む力を高めていきます。書字の指導では、子どもの能力に合わせたプリントを作成し、指導者がサポートしながら取り組んでいきます。
数の領域では、多少や概念の理解、数唱、加減算などの指導を行っています。積み木などの実物を操作し、ゲーム感覚で学べる課題は子ども達に人気です♪
認知・言語促進プログラムに基づく、のぞみ牧場学園での心理言語療法を通して、認知やコミュニケーション能力にアプローチし、また、子ども達と一緒に楽しさや達成感を共有し分かち合うことで、社会性なども育みながら一人一人の発達を支援していきます。