のぞみ牧場学園の乗馬療法とは? 乗馬療法とは、心身に障害を持つ人に馬と触れ合う機会を提供し、楽しみながら本人の能力を伸ばしたり社会参加を促したりしようというものです。 欧米では長い歴史を持っていて「医療」「教育」「レクリエーション」の面からのアプローチで取り組まれています。 指導内容 のぞみ学園では精神的効果と身体的効果を目的に療育を行っています。 精神的効果として 騎乗時や馬と接するときのルールを理解し守ることによって社会性を養います。 「馬に乗る時はヘルメットを被らないといけない」や「馬の後ろに行ってはいけない」などのルールを説明して守るようにします。 騎乗後の給餌や触れ合いによって思いやりの心を育てます。 始めは馬に近寄るのも怖がっていた子も給餌を通してだんだんと馬との触れ合いを楽しめるようになってきます。 身体的効果として 騎乗して歩くことで疑似歩行の体験をして歩行の改善をします。 軽乗鞍という取っ手だけの鞍を使用しているのでお尻にダイレクトに馬の歩行の動きが伝わって、あたかも自分が歩いているような感覚になります。 馬上での体操やボール投げ、輪投げをすることでバランス感覚を身につけます。 不安定な馬の上で体操を行ったりボール投げをして大きく動く事で、バランス感覚を養い自らの動きを知ることができます。