社会福祉法人のゆり会 のぞみ牧場学園
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のぞみ牧場学園
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療育:アニマルセラピー「アートな植物」

秋になって、植物たちの生命が色鮮やかになってきました。
学園のある場所は、地盤が固く粘土質な土がほとんどですが、
たくさんの植物達が生きています。

植物が生きているところには、虫や動物たちも生きています。

秋晴れの空と、苔の緑のコントラストが美しかったある朝。
今日の療育は、苔に活躍してもらうことにしました。

「これ、なんだと思う?」
子どもたちに苔を見せて聞いてみました。
「くさ」「はっぱ」と答えてくれる子もいましたが、
初めて見るような顔をしている子もいました。

「これはね、コケっていう草なんだよ」
そう説明しながら触れてみてもらうと、意外な感触に子どもたちが興味津々。

いくつかのお約束をして、道具を持って苔を探しに行きました。
今日は、苔玉もどきを作るのです。今時は、テラリウムと言うのかな?

苔が息苦しくないように考えながら、みんな個性的な表現をしてくれました。
「苔はどんなところにたくさんあった?」
そんな質問をして、しばらく苔にお水を与えてお世話をすることになりました。

別の日には、落ち葉を使ったお勉強。
「落ち葉はね、ブチってちぎってしまう葉っぱではないんだよ」
「いろんな色や形があって、大きさや匂いも違うんだ」
そんなお話を子どもたちにしてから、落ち葉集めの散歩をしました。

落ち葉を拾い集めるため、急な斜面もズンズン登っていく子どもたち。
いつもは、靴が汚れるからと土を避ける子も夢中になって集めています。

集めた落ち葉と、色の付いた紙を前に置いてみるとすぐに何かを表現し始めました

沢山の落ち葉を使う子もいれば、一枚だけ使う子もいます。
紙を折ってみる子や、落ち葉をちぎってみる子。
いろいろ並べ替えてたくさん表現してくれる子も。
私が紙に描いた顔に、一枚の葉っぱを置いて「見て見て」というと、落ち葉を舌に見立てて、
笑いながら自分も「べ〜」と舌を出してくれる子もいました。


植物を探していると、いつもは気づかないくらいの小さな小さな虫にも目がいって。
いつもはしないような姿勢で動くこともあります。

動物さん達とは違って、植物は人に分かりやすい声で感情を表現してはいません。
それでも、植物は生きています。

みずみずしい植物の感触と、枯れた植物の感触がなんとなくでも違うと感じること。
子どもたちには、とってもとっても大事な経験です。

植物を使ったアートは、ただの芸術作品作りだけではないお勉強にもなっています。
こんなお勉強のあとは、いつも歩いている道を、子どもたちはちょっと賑やかに
感じるようになっているかもしれません。
動物さん達が食べている草の違いが、気になってくるのかもしれません。

草にもいろいろ。葉っぱにもいろいろ。バッタにもいろいろ。
よ〜くみると、いろんなものであふれているね。

記:山野 

 
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